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ストレスの原因は

実は頑張っている人ほど、ストレスを多く抱えてしまっているんですよね。

ストレスと聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? ストレスの要因となるものって職場に限らず、プライベートも含め、実はあらゆるところにあるんです。

「ストレスの原因にはどんなものがあるの?」

人間関係や仕事の悩みなどはストレスの原因としてイメージしやすいものですが、気付かないうちに身の回りにあるものがストレッサーとなっているかもしれません。

ここでは私たちが普段どのようなストレッサーにさらされているのか、3種類に分けてご説明します。

一つ目のストレッサーは、物理的ストレッサーです。

物理的ストレッサーは暑さや寒さ、騒音や振動、さらには光や混雑などが該当します。

満員電車での人混みや、オフィスで使用するパソコンの光などにも気が付かないうちにストレスを感じているのですね。

二つ目のストレッサーは、化学的ストレッサーです。

化学的ストレッサーは薬物や公害物質、酸素欠乏・酸素過剰、大気汚染などが該当します。

あまりピンとこない方も多いかと思いますが、たばこの煙やにおいの強い食べ物なども化学的ストレッサーになる場合もあります。

たばこの煙や食べ物のにおいが意図せず他人にストレスを与えている可能性があることにも、気を付けましょう。

三つ目のストレッサーは、心理・社会的ストレッサーです。

心理・社会的ストレッサーとは人間関係や仕事、家庭での問題による不安や怒り、喜びなどのことです。

私たちが普段感じているストレスの大部分がこの心理・社会的ストレッサーだといわれており、仕事や職場に対してストレスを感じる人の割合は年々増加傾向にあります。

友人や家族とけんかしたり、関係がうまくいかなくなったりすると、誰でもストレスを感じるものですよね。また、悪天候や激しい寒暖差なども大きなストレス要因になります。

これだけストレスの要因がたくさんあれば、普通に生活しているだけでストレスがたまってしまうのは当然ですよね。次は、性別によるストレス要因の傾向を見てみましょう。

性別で変わるストレスの要因・感じ方

同じ環境や状況であっても、人によってストレスの感じ方はさまざまです。ある人にとっては大きなストレス要因でも、ほかの人はストレスを感じないということもあり得ます。また、ストレス要因は男女差があるといわれています。それぞれ詳しくみてみましょう。

女性のストレス要因

女性は男性に比べ、ホルモンバランスの乱れが起きやすいといわれています。ホルモンバランスが乱れると自律神経の働きが悪くなり、頭痛や不眠など、さまざまな不快な症状に悩まされることが多く、こうした身体症状がストレスの要因になってしまいます。

また、女性は共感性を大事にする傾向が強く、人間関係の不和に敏感な人が多いともいわれます。厚生労働省が毎年発表する雇用動向調査によれば、職場の人間関係でストレスを感じて退職・転職する女性も多いとか。職場環境は重要ですね!

男性のストレス要因

男性は女性と比較してストレスによる身体症状が出にくく、ストレスを受けてもひたすら自分の中にためこんでしまう傾向にあります。「男は強くなければいけない」という意識も手伝って、弱音を吐くことができないのかもしれません。そのため、ストレスによる身体症状が重症化してからやっと病院の診察を受けるという方が多いようです。

ストレスを受けると体はどうなる?

日常生活でたまっていくストレスは、私たちの自律神経に影響を及ぼします。通常は、活動モードをつかさどる「交感神経系」とリラックスモードをつかさどる「副交感神経」がバランス良く働いているのですが、ストレスがたまると「交感神経」が活発になり、常に体が活動モードになってしまうので、体に不調が生じるのです。

【ストレスが原因で起こる不調の例】

「頭痛、発熱、腹痛、不眠、倦怠(けんたい)感、動悸(どうき)、イライラする、悲しくなる」

など、様々な症状が現れます。

でも、実はストレスって悪い側面ばかりではないんですよ!

良いストレスもあるんです

ストレスには、「良いストレス」もあります。

【良いストレスの例】

「新しいことへの挑戦、引っ越し、仲間との競争」

新しいことへの挑戦や心機一転しての引っ越しなどはストレスの要因になりますが、やる気につながったり目標になったりと、自分に良い効果をもたらします。

例えば、学生時代の部活で一緒に入部した同級生とどちらが先にレギュラーメンバーに入れるかを競って、お互いの技術を高めあった経験はありませんか? あるいは、自分の学力レベルより少し難しい大学を志望校にして日夜勉強に励み、成績をぐーんとアップさせた経験はありませんでしたか?

こうした難しい目標に向けて私たちを奮い立たせてくれるストレスは「良いストレス」と言えます。

良いストレスは私たちを高めてくれ、人生にハリを与えてくれます。ストレスがまったくない生活は、単調でつまらない毎日になってしまいそうです……。ストレスをコントロールして自分のプラスにしていかなくちゃですね!

では、ストレスをコントロールするためにはどうしたら良いのでしょうか。まずは、自分がストレスに強いか弱いかを見極めてみましょう。

ストレスに強い人、弱い人あなたはどっち?

ストレスに強い人、弱い人の一般的な特徴を挙げてみます。あなたはどちらですか?

<ストレスに強い人の特徴>

自分の思いどおりにならなくても「まあいいか」と受け流せる性格

嫌なことがあってもくよくよせず、すぐに切り替えられる

何でも自分に都合良く解釈するポジティブさがある

困った時はすぐに人に頼れる

趣味を持っていて、現実逃避が上手

<ストレスに弱い人の特徴>

真面目で、細かいことにもこだわるきちょうめん

一度言った自分の意見は譲らない頑固者

自分の意見があるのにはっきり言えず人に合わせる

頼れる人が周りにいないと考えて悩みをため込みがち

すぐに他人の失敗を責め立ててしまう

どちらが多く当てはまりましたか? これはそれぞれの傾向でしかありませんが、自分がストレスに強いのか知るための参考になるでしょう。

自分のタイプが分かったところで、次はストレスの解消法をご紹介します。

今からできるプチストレス解消法6選

ストレスに弱い傾向がある人は、今からお伝えするプチストレス解消法をこまめに試してみてください。本当にちょっとしたことですが、積み重ねて習慣にすると良いかもしれません!

1.こまめに席を立って気分転換

ずっと同じ姿勢で仕事を続けているとストレスもたまるし、集中力も切れますよね。そこで、サボリとは思われない程度に席を立ちトイレなどに行きましょう。また席を立たなくても、肩を回すなど少しストレッチするだけで気分転換になります。体の緊張もほぐれますよ。

2.気づいたら深呼吸

仕事に集中するあまり、呼吸が浅くなっていたりしませんか? 気づいた時に、深呼吸をしてみてください。息を深く吸ってゆっくり吐くだけで、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られます。

3.ガムをかむ

就業中にガムをかんでも良い職場なら、ぜひ実践してみましょう。かむ動作が脳に刺激を与えて、リラックスして集中力を高めることができます。

4.手のひらや足のツボを刺激

手のひらのほぼ真ん中、手をグーにした時の、中指と薬指の先の中間地点に「労宮」というツボがあります。ここを「痛気持ちいい」というくらいに5秒間、ゆっくり刺激してみてください。繰り返し行うと良いですよ。

足裏の同じような場所にもストレスに効くツボがあります。「湧泉」というツボで、温めながら刺激すると、すっきりしてエネルギーが満ちてきますよ!

5.ストレス解消グッズを活用

市販のストレス解消グッズを使ってみるのもオススメです。繰り返し握り潰したり何度もボタンを押して遊べるスクイーズなど、デスクの引き出しにしまえるストレス解消グッズがたくさんあります。嫌なことがあったら、デスクの下でむぎゅむぎゅしてストレス発散しましょう!

6.好きなものを食べる

大好きなチョコレートや美味しいクッキーなど、食べただけで幸せな気持ちになる「おやつ」を常備しておくと良いでしょう。イライラ疲れてきた時に一つ食べれば、頭も心もスッキリするかもしれません。

日ごろあまりストレスを感じないかも、という人は、知らないうちにストレスをためこまないよう、週末など時間がある時に効果のあるストレス解消法を試してみましょう。例えばこんな手軽なストレス解消法はいかがでしょうか?

ストレス解消法お勧めは、体を動かすこと

運動をしている時ってとても集中していませんか? 体を動かすと落ち込んでいた気分をリセットすることができます。

また、有酸素運動は脳が刺激され、ストレスを和らげてくれるため、ゆっくりした動きの運動よりは、少し息が上がるような有酸素運動をおすすめします。

一人でできる運動としては、ランニング、筋トレ、水泳などが挙げられますが、サッカーやテニスなど複数人で楽しむスポーツもいいですし、趣味でダンスをするのも良いですね。また、一定の動きを繰り返すランニングやウォーキング、なわとびなどの「リズム運動」もおすすめです。もちろん、ダンスもリズム運動の一つですよ!

セロトニンと呼ばれる、脳内の神経伝達物質が減ってしまうと、不安やイライラが大きくなってしまうことが知られていますが、「リズム運動」は、このセロトニンを活性化してくれるんです。だから「リズム運動」は、ストレス解消には「うってつけ」ということですね。

逆にストレス解消法にも「やってはいけない」ことがあります。

最後に、NGなストレス解消法もご紹介します。

「飲酒、喫煙、やけ食い、過度な買い物、寝過ぎ、自傷、ギャンブル」

飲酒や喫煙、やけ食いはストレス解消になりますが、体への負担が大きくおすすめできません。また、お酒やタバコは、コントロールできなくなると依存症や体調不良につながります。

寝過ぎることは、一見悪いことじゃなさそうですよね。しかし、生活リズムが崩れるとストレスをためやすくなり悪循環に陥ります。

過度な買い物やギャンブルなど、パーッと気晴らしをするのは、一時的にストレスを発散できるかもしれませんが、のちのち大きな後悔をし、新たなストレスを生み出してしまいます。

自傷行為はもちろんNGです。自分を労ってあげましょう。

ここまで、ストレスの解消法をお伝えしてきましたが、「もはやストレス解消法を実行するほどの元気も残ってません……」という方もいるでしょう。ストレスをため込むことは体に悪いと分かっていても、解消する気力がない場合は、限度を超えてストレスがたまっている証拠と言えます。そんな場合は、一人で何とかしようとせずに、専門医にご相談を。適切なアドバイスを受けましょう。

いかがでしたか? 今日ご紹介したストレス解消法から自分に合ったものを選んで、ストレスをなるべくため込まないよう生活してみてください。より良い転職活動には、心身の健康も大切ですからね。

まとめ

ここでは、ストレスを解消するためにやるべきことや、やってはいけないことなど、ストレスを感じた時に知っておきたい方法をご紹介しました。

もう、しんどいわ…そんな時は、この記事を参考にストレスの原因を探ってみたり、ご紹介したストレス解消法を試してみたりしてください。あなたにとってベストな方法が見つかれば、今までのストレスがまるでうそのように楽になるかもしれませんよ!

無理せず、こまめにストレス発散して、楽しく毎日を送りましょう。

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